html These cookies enable us to remember you have used our Services before, preferences you may have indicated, and information you have provided to us to give you a customized experience. For example, this would include ensuring the continuity of your registration process.
|
日本には自然を尊ぶ伝統があります。そのような自然を愛でる行事のひとつに「観月会」(お月見)があります。今年の「中秋の名月」は9月25日ですが、実際の「満月」は9月27日になります。このように違うのは「中秋の名月」が昔の旧暦(太陽太陰暦)の8月15日と決められているのに対し、「満月」は天文学的な関係、つまり太陽を中心とした地球、月の位置関係、月の満ち欠けで決められるからです。
この日の夜には有名なお寺や神社では「観月会」が開かれます。「観月会」とは旧暦8月15日の「中秋の名月」や旧暦9月13日に当たる「十三夜」(今年は10月23日)に輝く月を眺めて楽しむために開かれる行事の事です。平安時代に伝わったこの行事、中国・唐の時代の「中秋節(ちゅうしゅうせつ)」に端を発します。日本では、貴族が月を愛でながら和歌や雅楽を楽しむ宴として催したとされます。その伝統が今に至るまで継承され、農村の収穫祭などと結びつき、庶民の行事「お月見」になっていったのです。この日、神社などでは神事の後に伝統芸能の奉納や茶会などが開かれるところもあります。夜間の文化財公開などもあります。 このように、「中秋の名月」は旧暦8月15日のこの日を言います。しかし、昨今は年に15〜16回ある満月の「十五夜」と「中秋の名月」が同じように使われているようです。一般的に「十五夜」と言えば「お月見」という具合に思い起こされます。「十五夜」は別名「芋名月」とも言われます。一方、一ヶ月後の「十三夜」は日本独自の「後の月」(のちのつき)という行事です。こちらは「栗名月」とか「豆名月」と言われます。どちらも秋の収穫に対する感謝の意味が込められています。ついでに今年の十日夜(とおかんや)は11月18日になります。冬の足音が聞こえるこの時期のお月見は、一年の収穫に感謝を捧げる最後の「お月見」と言えます。この三つのお月見を「三月見(さんつきみ)」と言い、晴れて全ての月見が出来ると、縁起が良いとされます。 この「お月見」の行事は日本では広く家庭のイベントとしても行われてきました。私は子供の頃、縁側に机を出し、その上にススキや菊の花を飾り三方に母の手作りのお団子を乗せてお月様にお供えした事を覚えています。虫の声を聴きながら、煌々と輝くお月様を家族揃って眺めました。長じてお茶を教えていた私は毎年、この時期に「お月見の会」を開いてきました。お弟子さんと共にお月様にお茶を供えて、その神秘の光に撃たれました。もちろん今でも家族でこのイベントを大切にしております。 世の中が益々タイトになってきたと感じます。インターネットの発達と共に多くの知識を得る事で世界が広がったと思う事もあります。でも心の中はどうでしょう。満たされた日々を過ごされていますか。一見何でもない事に思えるでしょうが、「お月様を観る」、たったこれだけの事ができないのが現代ではないのでしょうか。夜道を歩きながら、あるいは自宅の窓辺から空を見上げて、慈愛に溢れた光を身体で感じてみませんか。
0 Comments
Your comment will be posted after it is approved.
Leave a Reply. |
AuthorKosin(こうしん) Archives
October 2026
カテゴリー
All
|
HOME
|
|
© 2020 J Style Office ALL RIGHTS RESERVED.